2011年6月15日水曜日

中国・四国地方から九州へ:全国ホタル研究会(岡山県鏡野町)発表を兼ねて


2016年7月11日追記

八戸北高校の生徒が,全国ホタル研究会第44回岡山県かがみの大会で発表したゲンジボタルDNA研究は,COP10生物多様性交流フェアでも同校生徒によって発表された。

2016年7月8日に始まったTBSの新しいドラマ・神の舌を持つ男,第1話「殺しは蛍が見ていた」のホタル関連部分は,私が監修をしたが,その中で,主人公らの後ろに設定されたホタル研究のポスターのひとつが,この八戸北高校の研究成果である。これに関しては,私の研究室の解説ページ参照。

ドラマ神の舌を持つ男・殺しは蛍が見ていた,辰野町がモデル

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2011年6月15日

10日,瀬戸大橋渡って四国・香川県へ。雨降り出す。

橋を渡り終えると眼前に,讃岐富士(飯野山,いいのやま),美しい!山の上部は,有名な讃岐岩(サヌカイト)で出来ている。



高松付近の昆虫調査をしようと思ったが雨で出来ず,残念。

11日,岡山県鏡野町上齋原文化センターで開催された全国ホタル研究会第44回岡山県かがみの大会に出席した。


長野県の志賀高原石の湯と辰野町松尾峡におけるゲンジボタルの羽化不全について発表した。

井口豊 (2011)
ゲンジボタルの羽化不全について(Field observations on adults with deformed elytra in the Japanese firefly Luciola cruciata)
全国ホタル研究会誌 44: 1-3.

このテーマに関心を持ち調べている人が多いようだ。ぜひ結果公表してほしいと,お願いする。外国雑誌にホタル論文を投稿した時,日本語文献ばかりと皮肉られた経験から,ぜひ英語でもホタル論文書いてほしいと願う。

村上伸滋氏がホタル移入問題について発表し,役所にこの問題への対策を求めても無駄だ,と述べた。長野県辰野町での観光用ホタル移入政策で,在来ホタルが滅びつつある問題でも同様な現状を実感している。一昨年,朝日新聞オピニオン欄でも村上氏は,この問題を指摘した。保全生態学の立場から,ホタル移入問題を論じた彼の以下の論文も非常に参考になる。

村上伸茲(2011)
ホタル移植指針課題への取り組み — 市民活動団体への呼びかけのために—.
全国ホタル研究会誌 44: 27-32.

東日本大震災後の復興過程で,ホタルを含め生態系が人為的移入種だらけになることへの危惧も表明される。専門家より一般人の意識を高める必要性が指摘される。広島県の環境カウンセラー,吉川秀幸氏がこの問題に懸念表明。

八戸北高校の生徒が,COP10生物多様性交流フェアでゲンジボタルDNAの研究発表した成果について,本大会でも発表した。

畠山嵩史・米内山友希 (2011)
「全国SSHなどによる「ゲンジボタルコンソーシアム」について
全国ホタル研究会誌 44: 49-53.

全国ホタル研究会後,鏡野町の山を散策,遠くにミンミンゼミ?諏訪地方では通常7月下旬から8月上旬に初鳴き。他の種か?コナラ多い。さすが,クワガタやカブトムシのメッカ。
12日,九州南部へ移動。

途中,豪雨!熊本付近で新幹線6時間近く立ち往生,鹿児島で昼食予定が狂う。でも,九州新幹線弁当「桜咲く」おいしかった!


新幹線が立ち往生中,女性パーサーの皆さんの温かな気遣いに救われる,大感謝!
その一人に,帰りの博多駅構内で会い,互いにびっくり!改めて御礼を言う。

13日早朝の桜島。雲がかかって全景見えず,残念。

2011年5月25日水曜日

ページ移転しました

「長野県辰野町・ホタル保護条例改正」はウェブサイト移転

「長野県辰野町・ホタル保護条例改正」のウェブサイトは,生物科学研究所のサイトに移転しました。

長野県辰野町・ホタル保護条例改正

2011年4月30日土曜日

岡谷市横河川沿いの桜

岡谷市横河川沿いの桜,観光バスも来る市内の名所。まだまだ見ごろ。今日も花見客(宴会?)がいた。でも,午後から雨。

下諏訪町・水月園と慈雲寺の桜,”ゴリラ”とともに

下諏訪町・水月園と慈雲寺の桜,"ゴリラ"とともに

下諏訪町,慈雲寺の桜,満開から散り始め。花吹雪も美しい。

下の写真は,通称,慈雲寺のゴリラ(実際は,竜の像)。県外から見にくる人もいる幸運の像らしい。暗くなってから見ると,ゴリラっぽい。


下諏訪 慈雲寺 竜の口の竜像 "ゴリラ"周辺図.Google Map 航空写真.

次は同じく下諏訪町,水月園,やはり桜散り始め,花吹雪である。背景は諏訪湖であり,上空にはトンビ(トビ, Milvus migrans)が舞う。

桜関連のページ

下諏訪町関連のページ

2011年4月28日木曜日

船魂神社の桜

岡谷市 ・船魂神社の,しだれ桜,満開です。



このあたりは,2006年に大規模な水害に見舞われ,この神社も流されました。
http://www.asahi.com/special/060719/TKY200607190230.html

しかし,桜は,しっかりと残り,今ではパワースポットとして取り上げられることもあります。

2011年1月23日日曜日

富士山:諏訪湖からと河口湖から

冬季は,長野,山梨両県から富士山が美しく見える日が多くあります。

諏訪湖と河口湖から見た富士山を写真に撮りました。

やはり河口湖から見た富士山は雄大です。
しかし,諏訪湖を前景として手軽に見られる下諏訪からの富士山も,あまり知られてないという点では,一見の価値があります。


長野県下諏訪町・湖岸通りから見た諏訪湖と富士山
山梨県・河口湖北岸・長崎付近

2010年11月5日金曜日

八戸北高校,COP10生物多様性交流フェアでゲンジボタルDNA研究発表


2016年7月11日追記
7月8日に始まったTBSの新しいドラマ・神の舌を持つ男,第1話「殺しは蛍が見ていた」のホタル関連部分は,私が監修をした。

その中で,主人公らの後ろに設定されたホタル研究のポスターのひとつに,このブログで述べる八戸北高校の研究成果が取り上げられ,ちらっとだが,テレビに出た。ただし,ストーリーはフィクションなので,八戸北高校の名称は出なかった。

以下のページ参照。

ドラマ神の舌を持つ男・殺しは蛍が見ていた,辰野町がモデル

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生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)関連イベント「生物多様性交流フェア」で,青森県立八戸北高校の生徒がゲンジボタルの遺伝子研究の成果を発表した。

全国各地のゲンジボタルのDNAを調べて,在来のものか,移入されたものかを判別するという研究。

生物多様性保全が重視される今日,若い世代にこのような研究をしてもらったり,それに興味を持ってもらうことは非常に大切である。

指導したのは,福井工業大の草桶秀夫教授。
草桶氏は長野県辰野町の移入と在来ゲンジボタルのDNAを初めて調べた研究者でもある。

従来,このような移入が行われると,在来種との間での交雑が問題となる。
しかし辰野町松尾峡の場合,交雑は起きず,移入したゲンジボタルが在来ゲンジボタルを滅ぼしてしまったことを明らかにした。

つまり松尾峡では,地元のゲンジボタルを保護して増やしたのではなく,県外から移入して増やしたことを遺伝的にも明らかにしたのである。

辰野の結果も含め,今回の八戸北高の成果を,日本のゲンジボタルの多様性を保全する上で役立ててもらいたい。

八戸北高は文部科学省指定のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)。
長野県でゲンジボタル研究に関わる自分としては,長野県内のSSHにもこのような研究をしてほしかった。

この研究のことは,私の地元,諏訪地域の市民新聞グループ各紙にも掲載された。
母校,諏訪清陵高校もSSHだが,あまり関心ないようだったが・・・