2024年1月2日火曜日

第45回全国ホタル研究会は,鹿児島県霧島市



平成24年(2012年)の全国ホタル研究会 第45回大会は,鹿児島県霧島市・霧島国際ホテルで,5月18~20日に開催された。

霧島は,日本ジオパークにも選定されている。

霧島では,岩石のような無生物環境から,生物環境まで含めた地域全体,さらには地球の一部としての私たちの存在を実感してもらうため,ここ霧島の環境を学び親しんでもらおうと努力している。

現在,国内には20ヶ所の日本ジオパーク選定地域があり,そのうち,

洞爺湖有珠山,糸魚川,島原半島,山陰海岸,室戸

の5ヶ所が世界ジオパークに選定されている。

参考:
霧島ジオパーク・ホームページ
日本ジオパークネットワーク・ホームページ


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鹿児島のホタル成虫の発生は,長野県より1ヶ月も早い。

大会発表者は,以下の通り。

霧島市立霧島中学校ホタル部 「ホタルの舞う里 郷土「霧島」を目指して」
駅前ホタル会 「駅前ホタル会の活動について」
大村 俊朗・幸野 昌廣 「ゲンジボタルの水路にカンレイシャを使用してみて」
王子町ホタル愛好会 「地域連携による「ホタルの里」作りについての活動報告」
村上 伸茲 「ホタル移植指針とホタル再生・保護活動」
大場 信義 「東アジアに分布するスジグロベニボタル属ホタルの外部形態・色彩斑紋変異と生活環境」
大内 紘三 「資料、文献にみるヘイケボタルの化性とゲンジボタル」
後藤 好正 「横浜市におけるゲンジボタルの明滅周期について~在来個体群と移入個体群の比較~」
井口 豊 「長野県辰野町の在来ゲンジボタルの発光パターン」
三石暉弥 「400年余の歴史を刻む善光寺用水の改修とホタルを主体とした生き物の保全」
私の発表については,以下のサイトを参照。

井口豊 (2011)
長野県辰野町の在来ゲンジボタルの発光パターン
全国ホタル研究会誌 44: 1-3.

余談だが,三石先生は,長野ホタルの会会長であり,私の高校時代の恩師でもある。


写真左が私,井口豊,右が,三石暉弥先生。

三石先生のゲンジボタルの保護活動や研究に関しては,以下のウェブサイトに詳しく書いた。