2018年10月10日水曜日

北海道・新函館北斗駅,窓ガラスのデザインは「赤とんぼ」

北海道・新函館北斗駅,窓ガラスのデザインは「赤とんぼ」

2018 年 7 月 21 日に,北海道・稚内市で,第51回全国ホタル研究会 北海道稚内・豊富大会が開催された。

私の発表は以下のとおりであった。

井口豊 (2018) ホタルの文化昆虫学研究史 ― 全国ホタル研究会誌を例として ―.全国ホタル研究会誌 51: 6-8. PDF

北海道新幹線で行き,終点で下車したところが, JR 新函館北斗駅である。駅内および周辺の様子は,函館市公式観光情報の北海道新幹線・新函館北斗駅、徹底ガイドを見てほしい。

下の写真が,その駅の出入り口である。

JR新函館北斗駅

ガラス中央付近を見て欲しい。

JR新函館北斗駅の窓ガラスの赤とんぼ模様

赤とんぼ,赤とんぼ・・,赤とんぼの群飛なのである。ここだけでなく,2階へ上がって改札内にある窓ガラスにも,赤とんぼが描かれている。

駅内 1 階通路にあるイベントスペースを覗くと,この理由がすぐ分かる。

JR新函館北斗駅イベントスペース,三木露風の童謡「赤とんぼ」ゆかりの地の解説

童謡「赤とんぼ」の作詞者・三木露風ゆかりの地がここなのだ。

三木露風と言えば,生誕地は,兵庫県たつの市であり,赤とんぼは,そこのイメージキャラクターになっている。たつの市ホームページを見ると,それがよくわかる。これについては,高田兼太のイトメン・チャンポンめん論文も是非読んで欲しい。たつの市にあるイトメン株式会社のキャラクターが,「赤とんぼ」に由来することを論じている。

高田兼太(2018)
食品パッケージに見られるレアな昆虫の事例Ⅱ
イトメン株式会社の「チャンポンめん」
伊丹市昆虫館研究報告 第6号

新函館北斗駅には,外国人旅行者も,かなり多く見られた。しかし,残念なことに,この赤とんぼ模様に気づく人は,ほとんどいないようだ。JR北海道(特に,北海道新幹線)も,北斗市も,これをもっと宣伝しても良いと思う。

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