2011年9月28日水曜日

Shigemi Kashiwabara, Pro-nuclear mayor? 柏原重海氏は上関原発推進?



Shigemi Kashiwabara (柏原重海) won re-election as mayor of Kaminoseki (上関), Yamaguchi Prefecture (山口県), on September 25.
He seems to advance the plan to build the Kaminoseki nuclear power plant.

However, Kaminoseki is located at a so-called "biodiversity hotspot".

The journalist Sheril Kirshenbaum points out that a worrying anti-biodiversity trend is emerging.
http://www.cultureofscience.com/2011/09/23/attacks-on-biodiversity-an-emerging-trend-part-i/

The phrase "anti-biodiversity trend" may be unfamiliar to Japanese people, but such trend definitely exists in Japan.
Despite the Fukushima nuclear accident,  some nuclear power plants such as Kaminoseki may be still constructed without careful consideration.

The plan to build the Kaminoseki nuclear power plant is certainly a kind of "anti-biodiversity trend"

2011年9月18日日曜日

呆れた狭山市議,田村しゅうじ氏の迷言・妄言


埼玉県の狭山茶から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された問題を受けて,狭山市議会議員・田村しゅうじ氏が,自らのブログで,

消費者よ放射能汚染なんて怖くない。みんなで声を大にして基準値を超えたものでも食しよう
と呼びかけていた。

少なくとも,9月17日までは(そのブログ作成は9月4日),そう主張していた。

驚きの発言であった。
何の科学的根拠もなく,ただただ呼びかけるだけ。

もちろん,規制値を多少越えた食品でも安全を見込んで,その値を設定してある。
また,低レベル放射線は健康に良い,という中村仁信・大阪大学名誉教授のような主張もある。

しかし,これら科学的主張を引用するでもなく,また自ら調べるでもなく,全くあてずっぽうに,「基準値を超えたものでも食しよう」と呼びかけているのである。

異常である。

まず,市内外の狭山茶産地を歩き,生産者を尋ね,放射性物質の知識を深め,実地データに基づいて議論,自説を展開するべきであろう。汚染された狭山茶のイメージをどう回復させるか,茶畑への今後の影響はどうなるのか,そんなことすら考えていないのである。

市議を5期務めているというベテラン議員が,こんな有様である。

低レベル放射線の人間に対する長期的影響は定かではない。
だからこそ,子供や妊婦,これから妊娠するかもしれない女性たちのことを思いやって,一層保守的(科学的意味で)な観点から,安全対策を論ずるべきであろう。

実際,チェルノブイリ周辺では,低レベル放射線の影響で,カメムシに奇形が発生していることが分かっている(Hesse-Honegger and Wallimann, 2008,河田,2010)。

この件で,田村しゅうじ氏の驚くべき物言いは,これだけではなかった。

9月18日ころになって,こっそりブログを書き換えているのである。

消費者よ放射能とは何かをもっと勉強しようよ。みんなで声を大にして基準値そのものも考えてみようと私は思う。

これまた驚いた。何の説明もなく,御立派なことを述べているのである。
立派になったものである。君子豹変す,のつもりで,鼻高々であろう。

では,前言は何であったのか?
あれほど断言しておきながら,全く異なる内容を書いているではないか?

自分は間違っていた,と反省したのだろうか?
単に本音を隠しているだけなのだろうか?

あれだけ言ったからには,自分だけでなく,周囲や家族にも(子供でも妊婦でも規制値越え食品を勧めたり,実際,差し上げていたりしたかもしれない。

しかし,全く説明がないのである。語ることが大事な職業にも関わらずである。

辰野町には,根橋俊夫,永原良子という共産党町議がいる。
彼らは,移入ホタルであることを隠してホタル見学を有料化し,在来ホタル生息地を潰しても,移入ホタルを観光に役立てる,という町の政策を容認している(参照:日本共産党・辰野町議・根橋俊夫氏のこと: 政党人としての資質)。

田村しゅうじ氏も彼らと同様,こっそりと,一般人の知らぬところで,生態系を破壊することを楽しんでいるかのようである。


追記
やっと謝罪が出た。

やっと,である。そもそも,言うべきことでも,姑息な訂正をすべきことでもなかろうに。やっとである。これが5期目のベテラン議員の幼児性を示す姿である。


参考文献

河田昌東 (2010) 昆虫に見る低レベル放射能の影響.ポレーシェ,115: 110.

Hesse‐Honegger, C., & Wallimann, P. (2008) Malformation of True Bug (Heteroptera): a Phenotype Field Study on the Possible Influence of Artificial Low‐Level Radioactivity.
Chemistry & biodiversity, 5: 499-539.

2011年9月4日日曜日

長野県生物多様性概況報告書に記された辰野の問題


長野県環境保全研究所が今年(2011)発表した長野県生物多様性概況報告書に,辰野のコモチカワツボと移入ホタルの問題が,それぞれp55と56に記された。

コモチカワツボに関しては,次のように記された。
ニュージーランド原産の巻き貝で,ゲンジボタルの増殖事業で餌のカワニナに混入して放流される場合がある有害外来生物であること,県内では辰野町,塩尻市,松本市,波田町,安曇野市で確認されている。

移入ホタルに関しては,「辰野町に移入されたゲンジボタルは在来の集団を駆逐し,この地域特性を攪乱しているとの指摘がある」として,以下の私の研究が引用された。

Iguchi, Y(. 2009)The ecological impact of an introduced population on a native population in the firefly Luciola cruciata (Coleoptera: Lampyridae). Biodiversity Conservation 18: 2119-2126.

Iguchi, Y.(2010)Temperature-dependent geographic variation in the flashes of the firefly Luciola cruciata (Coleoptera: Lampyridae). Journal of Natural History 44: 13-14.

ホタル移入で生態系を乱すとして,辰野町が県の報告書で名指しで指摘されたのは,これが初めてである。